家の中で結露が起こさないようにするには?

ここのところ、住宅の断熱についての記事を書いてきていますので、これに付随した事をひとつ、記事にしてみようと思います。

家を建てるのに、またはマンションを買うときに、気になる事のひとつに、

「結露で壁や床がビショビショにならないだろうか?」

というものがあると思います。時々、賃貸マンションで室内に結露がびっしり起こる部屋に当たってしまうときがあります。いくら雑巾で拭いても、いつの間にか水溜りのようになってしまう。。。

放っておけば、大変なことになってしまうのは、火を見るよりも明らかです。

家の中で結露が起こさないようにする方法

では、結露がおきやすい部屋と、あまり起きない部屋、この違いは何なんでしょうか?

結露の起きやすい部屋と起きない部屋

それでは、結露の起きる原因を列挙してみます。

  • 外壁の室内面の温度と、室内温度の差が大きい。
  • 室内の湿度が高い。

大まかにまとめますと、実際はこの2つだけなんですね。ですので、極端な話、これらの原因2つのうち、どちらかを無くせばよいわけです。

ではまず、なぜ、この2つによって、結露するのか説明をしていきましょう。

結露はなぜ起きるのか?

それは、空気中に含まれている水分の量が、その空気の温度によって変化するからなのです。

例えば、この部屋の空気の温度25℃では、空気に含まれている水分量が100だとします。

しかし、この部屋の温度が10℃になると、空気に含まれている水分量は70に減ってしまうのです。(この比率は極端な例としています。実際の数値は違います。)

ですので、外壁際の壁面が冷たいと、その部分で、空気が25℃→10℃となり、空気に含まれていた水分100が70に減るため、余った水分30が空気から追い出されてしまって、壁面に付着する、ということなのです。

結露を起こさないようにする方法

このメカニズムの答えだけをシンプルに言ってしまいますと

「室温と壁面の温度差があるから」

結露が起こったと言うわけなのです。

同様に、空気中の水分とは、湿度のことですから、この湿度が低ければ、仮に結露が起こっても、その結露水量は少ないこととなります。

もちろんできれば、少しでも、結露は起こしたくないわけですから、そう考えますと、

「室温と壁面の温度差を抑えて、湿度を低くする」

のが良いと考えられますが、湿度を低くしますと、乾燥してウィルスの心配やのどの痛みにも

つながってきますよね。ですので、湿度を低くしすぎるのも難しいところです。。。

ですので、結局、最も現実的で理想的な方法は、と申しますと、

「室温と壁面の温度差を抑える」

ということなのです。

具体的な対処法としましては、外壁際の話であれば、通常より多めに断熱材を入れてもらったり、窓ガラスは、単板ガラスではなくて、複層ガラス(ペアガラス)にして、断熱性の高いサッシを使う、などがあります。とは言え、このあたりのオプションと言うのは、コストにも直結してくるところですので、悩ましい部分でもあります。。。

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そういった意味では、以前記事にしました外張り断熱は結露には強い、と言うことになりますね。

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マンションであれば、ある程度はオプションで対応してもらえるでしょうし、1戸建ての住宅であれば、設計段階で盛り込んでもらえますから、気になる方は必ず伝えるようにしましょう。